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中村輪業について

軽Car(軽量リアカー)初号機 

軽量リアカー(軽Car)の誕生

中村輪業は1979年、町の2輪車販売店として創業。
2002年、2代目の中村耕一が店の前を偶然通りかかったおばあちゃんとの会話をきっかけに、翌年「軽量リアカー(軽Car)」を開発。ヒット商品となります。
元々自動車のメカニックとしての知識があったとはいえ、はじめは鉄の曲げ方も溶接の仕方も判らず、手探りで始めたリアカー製作。鋼管の素材探しや耐久性の検証など試行錯誤を重ねた末に画期的な製品が誕生。
中村輪業初の製品「軽Car」はリアカーとして従来品より大幅に軽量なだけでなく、使った時に感じる「取り回しの軽さ」が特徴で、非力な高齢者や子供でも簡単に重い荷物を運ぶことが可能になりました。

全国の街角へ

自社製品販売の営業経験の無い中村は、車に「軽カー」を積んで、チラシ配りやリアカーの実演走行を行います。山の畑から波止場まで、長崎県内をくまなく周り、実際に「軽Car」を見せながら、使ってもらいながらの営業活動。そんな地道な活動がある日、新聞記事に取り上げられたことをきっかけに、長崎県内のヤマト運輸の関係者の目に留まります。それがきっかけとなり、運輸のプロが使う、業務用の新型リアカーを受注。さらに、オリジナルの業務用3輪自転車の開発へと発展。それまで重い台車で運んでいた業界の配達のスタイルを変えます。そうして、田舎のガレージメーカー・中村輪業の製品が、全国の街角へと広がって行きました。

中村輪業製品:3輪自転車(ヤマト運輸)
中村輪業・中村耕一

日々の積み重ね

中村輪業の倉庫には、多くの試作品が眠っています。中村曰く、「これがあったら絶対お役に立つだろう。商品として売れるかはどうかはあまり考えてない。(笑)」そんな日々の試行錯誤の積み重ねは、東日本大震災後の福島での放射線測定専用の電動アシスト自転車や、非常に強い海風を受けるテーマパークのパレード用の自転車など、お客様の様々な要望に応える製品作りへと繋がっています。「大量生産は出来ないけれど、、少しでも世の中に貢献できる製品、みんなが笑顔になれる製品を、1台でも多く生み出して行けたら」いつも中村輪業はそう考えています。
また、中村輪業では、価値はあるけれど、修理が出来ず廃車になりそうな国産小型バイクのレストア事業に取り組んでいます。「小さな事から大きく社会を変える何か」を日々追い求めています。

中村耕一

大学卒業後、自動車販売店のメカニックなどを経て、1994年、実家の自転車店を継ぐべく長崎県南島原市西有家町にUターン。軽Carのヒットを受け2008年株式会社化。持ち前のチャレンジ精神で、数々のアイデアを製品化。

中村耕一

代表取締役社長
川上和弥

生まれて初めての自転車は中村輪業で買ったというほど近所で育つ。県外での就職を経て地元にUターン。中村輪業に入社し、数多くの車両の製作に携わる。現在では営業担当として中村輪業のフロントマンとして接客にも当たっている。

川上和弥

取締役・営業